| カナダ市場規模
カナダの経済は、安定成長していますが、国土が広く物流網があまり充実していないため、eコマース市場はゆっくり成長しております。しかし、カナダ人の17%以上が週一回以上、モバイル経由で商品を購入しています。特に、ミレニアム世代(18-34歳)では、30%以上の方が少なくとも週一回、モバイル経由で買い物をしています。
| カナダ基本情報
・グローバルeコマースランキング:世界第8位
・2015年EC取引流通額:270億ドル
・人口:3,600万人
・15才以上の人口:3,030万人
・都市部の人口:80%
・GDP:16億ドル(世界第10位)
・GDPに占めるeコーマスのシェア :5.10%
・平均的な世帯の所得:米ドル 60,000(カナダドル $ 79,000)
・平均年齢:39.9歳
・言語:英語(66%)、フランス語(21%)、その他(13%)
・起業しやすい国の世界ランキング:14位
| インターネット事情
・インターネット利用者人口:2,260万人(88%)
・スマートフォン普及率 世界ランキング:8位(67%)
・eコーマスを通じて商品購入経験者:1,800万人(59%)
・Facebookの利用者人数 :2,100万人
| 小売店の動向
カナダは、経済大国のアメリカの隣国であるため、海外の小売店は、カナダ向けにeコマースでの販売を検討している企業が多いです。
特にアメリカの小売店は海外販売・越境ECを始める第一歩がカナダと考える人たちが多いです。理由として、アメリカと類似する税制面・法律、安全で確実に届く配送業者があるという点が選ばれる理由です。
| カナダのEC(イーコマース)市場の展望
eコマース取引の売上高は2018年に48%増加し、市場総額は400億ドル近くになると予測されています。2015年には、1,800万人以上の方がWEB経由で買い物を行いました。2018年にはその数は、2,000万人以上と予想されています。
カナダは多言語国家で200以上の言語があります。公用語は英語とフランス語で、カナダの人口の約98%が、英語またはフランス語を使って働いています。
eコマースで成功するためには、英語・フランス語を用いた顧客対応・ECサイトの構築が必須条件となります。
| 越境EC取引(Cross Boarder)動向
カナダ人は国内よりも、海外で買い物をする人が多く、約67%の方が、WEB経由で商品を海外から購入しています。海外の購入先として、アメリカ(購入額の62%)と中国(19%)となっています。
逆に海外の人たちは、カナダからWEB経由で商品を買われることは多くありません。理由として、人口が少なく、他の国からの遠いというのが最大の理由です。
| その他、決済方法・関税等
決済方法に関しては、支払い方法の第一位として、クレジットカード(93%)、Interac(カナダ版PayPal)が第二の選択肢(7%)となっています。
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