初めての方のためのShopifyガイド

オンラインビジネスを始める時にとても便利なのが、「Shopify」というサービスです。これは、Eコマース作成のプラットフォームで、高機能なネットショップが作成できるサービスです。作るサイトにもよりますが、Shopifyを利用することで、オンラインサイトを作成する手間を大幅に省くことができます。今回は、そんなShopifyをご紹介します。

Shopifyで販売できる商材

Shopifyでは、どんな商材でもオンラインビジネスを始めることができます。
コンテンツ・ダウンロード商材、商品、ドロップシッピングなどの製品販売の他、合法的なものであればサービスの展開も可能です。Shopifyのサイトマップの“Ecommerce by Industry”を見ると、アートからワインに至るまで、幅広いジャンルの商材が販売されていることが分かります。

Shopifyの利用費用

Shopifyの費用は、プランによって異なります。プランは取り扱い製品数とサーバーの容量によって決められています。このサーバーは、画像やファイルを格納するために必要なものです。
Shopifyの利用費用
ベーシックプランは月額29ドルです。商品数は無制限、ファイルストレージも無制限です。このプランではテーマを編集する必要がなく、ディスカウントコードの発行も可能です。Eコマースを始めるのには最適なプランです。

また、Shopifyを5人に紹介すると、Shopifyを無料で使えるようになります。

他のプラットフォームとの比較

次に、Shopifyと他のプラットフォームを比較してみましょう。Shopifyのサイトマップの“Comparisons”を見ると、BigCommerce, Magento, Amazon Webstore、3DCartを含む20以上のプラットフォームからShopifyに移ったユーザーの口コミを読むことができます。

Shopifyには、“ShopifyPOS”という他のプラットフォームにはない特徴的なサービスがあります。ShopifyPOSを使えば、オンラインの売上とリアル店舗でのオフラインの売上を一括で管理することができます。これによって、オンラインとオフラインで別々のシステムを持つ必要がなくなります。

オンラインストアのセットアップ

Spotifyは14日間、無料で体験することができます。利用の申し込みは、Spotifyのページ(https://www.shopify.com/?ref=monetizepros)か、メニューバーにある無料体験ボタンから行うことができます。
申し込み自体は、ストアの名前を決め、Eメールアドレスとパスワードを入力するだけです。
 
Spotifyの無料体験ボタン
 
この時に決めたストア名は、あなたのストアのURLに組み込まれます。後で変更することもできますが、「you.myshopify.com」のようなシンプルなものがよいでしょう。
複数の単語を使用した場合、「your-business-name.myshopify.com.」のように長くなってしまいます。お持ちのメインドメインからリダイレクト(例えば、store.yourdomain.com からyou.myshopify.comへ)させるつもりがないならば、ストア名がURLになることを頭においておきましょう。

Shopifyのアカウントを作ったら、後は基本情報の入力をします。名前、住所、電話番号、商材について入力したら、ストアの管理画面に遷移します。

次に、ストアを作るための6つのステップについて説明します。

1.商品を出品する

まずはじめに、ストアに商品を出品しましょう。リアル製品の場合、手動入力の他にCSVファイルでの一括アップロードも可能です。もしくは、MagentoやeBayなどのプラットフォームからインポートすることもできます。デジタル製品の場合は、デジタル製品を扱うためのアプリをインストールする必要があります。そのアプリを使って、デジタル製品をストアに並べます。Shopifyのオンラインマニュアルを読めば、デジタル製品の販売についてさらに詳しく知ることができます。もし、あなたが展開するサービスをカスタマイズしたいのであれば、“Product Options”のようなアプリを使うとよいでしょう。

サイズやカラーなどで商品を分類する場合は、商品ごとに100種類まで分けることができます。また、商品ごとに違うオプションを設定することも可能です。

オプションはリアル製品だけでなく、他の製品についても選択できます。例えば、電子書籍販売には3つのオプションがあります。1つは通常の電子書籍、2つめは電子書籍とサポート資料の販売です。そして3つめはこれらに加えて、メンバーフォーラムへの参加権がついたものです。

セットアップの詳細は、“Shopify Documentation”で確認することができます。

2.デザインのカスタマイズ

次に、テーマを選んでShopifyストアのデザインをカスタマイズしましょう。Shopifyのテーマストア“Shopify theme store”には、無料のものから有料のものまで、豊富なデザインが揃っています。

スタータープラン以外は、選んだテーマの編集や、コードの修正(HTML、CSS、JSなど)が可能です。フッターのコードを修正することで、ソーシャルメディアへのリンク、支払方法、その他の情報を載せることもできます。

3.ドメインの設定

独自ドメインを使う場合(つまりyou.myshopify.comの代わりにyourdomain.com や store.yourdomain.comを設定するなど)、ドメインの設定が必要です。そのやり方は、Shopifyのオンラインマニュアルですべて解説されています。

4.配送と税率の設定

次に、配送費用と税率を設定しましょう。Shopifyでは、いくつかの基本的な税率が製品価格に含まれます。それは商材の種類によって異なり、場合によってはさらにオプションの設定が必要なこともあります。

5.決済方法の設定

出品した後、最も重要なのが決済方法の設定です。Shopifyには独自の決済システムがあり、Paypalなどの決済方法を選択することもできます。

FAQには、50を超えるサードパーティーでの決済についても確認することができます。

6.ストアの開店

準備が終われば、Shopifyストアをウェブ上に公開できます。パスワードを解除しない限り、さまざまなテストが可能です。サイトを公開する前に、ミスや欠陥がないかテストをして確認しましょう。

設定について

Shopifyの設定の大部分は、これまでの6つのステップで問題なく完了します。グーグルアナリティクスのコードの追加、ストアタイトル、ストアの説明などいくつかの事柄については、別途設定することができます。

アプリの使用で、多数の機能が追加可能

Shopifyには無料のものから有料のものまで、数百ものアプリがあります。これらのアプリを使えば、さまざな機能を追加してストアを強化することができます。アプリのカテゴリは次の通りです。

  • Accounting ・・・Shopifyストアを一般的な会計ソフト(Quickbooks,FreshBooks,Xero)と連携させることができます。
  • Customer Service ・・・問い合わせフォーム、ライブチャットなどのカスタマーサポートを追加できます。
  • Inventory ・・・オンラインストアと在庫管理システムを連携させ、一貫した管理を可能にします。
  • Marketing ・・・Eメールや検索、ソーシャルメディアなどを活用してマーケティングを行うためのアプリです。
  • Reporting ・・・コンバージョン率や顧客行動、売上データに関する追加分析のためのアプリです。
  • Sales ・・・顧客への特別セールや製品レビュー、アップセル、レコメンドなど、販促のためのアプリです。
  • Shipping ・・・出荷を簡単にできるようにするアプリです。
  • Social Media ・・・ソーシャルメディアと連携ができるアプリです。
  • Tools ・・・このカテゴリには翻訳ツールやRSSフィードなど、あらゆるジャンルのサポートツールがあります。

どこから始めればよいか分からない場合には、SEOを施したり、顧客があなたからのEメールを受け取れるよう設定を追加しましょう。ほとんどのEメールマーケティングサービスは、Shopifyと連携させることが可能です。 Aweber, MailChimp, GetResponseなど、その他については検索してみてください。

ブログ・ソーシャルメディアでの販売

ブログやソーシャルメディアで商品を売りたい場合は、どうしたらよいでしょう? Sopifyには、ワードプレス、Joomla、Drupalで利用できるウィジェットやプラグインが用意されています。これらを利用することで、あなたのブログページや投稿記事、サイドバーにストアの製品を掲載することができます。ブログのターゲットとストアのターゲットが同じであれば、販売機会を拡大することができます。

あなたのフェイスブックページでも製品を販売することができます。Shopifyが提供する“Facebook integrations”を利用すれば、フェイスブックを新たなチャネルとして、売上拡大につなげることもできます。

アフィリエイトについて

アフィリエイトプログラムを構築するためのアプリを使えば、ストアの宣伝をすることもできます。

もっと学びたいなら

Shopifyには、ユーザーのための優れた教育プログラムやサポートシステムがあります。“Ecommerce University”では、電子書籍、ガイド、チュートリアル、ビデオなどを通じて、Shopifyやオンラインストアでのビジネスについて学ぶことができます。

次に、“Shopify Wiki.”をチェックしてみましょう。Shopifyの使い方やストアデザインなど、知りたいことのすべてが載っています。

“support section”には、トラブルシューティングなど200以上の記事があります。もし問題が解決しなかったら、forumsを見てみましょう。Eコマースに関する数千のトピックがあり、会計から卸売りまで、さらにはShopifyに関するすべてのことが書かれています。

専門家の助けも借りられるヘルプ

ストアを構築するために専門家の手助けが必要なら、“Shopify Experts”があります。ここには、セットアップのエキスパート、デザイナー、デベロッパー、マーケッター、フォトグラファーなど、その道の専門家がいます。彼らがきっと、あなたのストア運営を成功へ導いてくれるでしょう。

 

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