お客様の多くは、ジェトロ(JETRO)で海外事業展開のご相談をされた後、私たちにご連絡頂きます。
問い合わせ内容は、競合他社の状況や類似商品のリサーチの具体的な方法についてなどです。
他にも、海外プロモーションの方法、多言語サイト制作やそのデザインについてなどさまざまです。
お客様の中には、ジェトロのサービスについてご指摘される方もいます。依頼してから回答が出るまでに時間が掛かりすぎたり、回答内容が抽象的だったりというのがその理由です。
ジェトロは、海外進出をさまざまな面からサポートするサービスを提供しています。
中には無料で利用できるものもあり、「TTPP」もそんな無料サービスの1つです。
TTPPは、サイト内でビジネス案件の登録・閲覧・引合ができるサービスです。これは世界170ヶ国以上のユーザー(ビジネスマン)が利用しており、日本語版と英語版があります。
TTPPでは国内外の輸出人、業務提携、業務支援サービスなど、色々なタイプのビジネス案件を紹介しています。
サイトへのアクセスについてSimlar Webを使って調べてみたところ、アクセス数の上位国は以下の通りでした。
※Simlar Web …… http://www.similarweb.com/
アクセス数上位 5ヶ国
1位 日 本 80.19%
2位 アメリカ 2.70%
3位 中 国 1.97%
4位 ベトナム 1.29%
5位 タ イ 1.25%
※2015年10月時点
これを見ると、日本からの閲覧者が圧倒的多数であることが分かります。
海外からの輸入を検討している人もいるでしょう。しかし、海外展開を検討している日本企業がサイトのアクセス数の大半を占めている可能性もあります。
そうすると、ここに製品を掲載しても問い合わせ件数の伸びはあまり期待できないかもしれません。
海外からのアクセスは閲覧数の約1/4です。
そこからJETROの海外事業所のアクセスを差し引くと、純粋に海外からのアクセス数は寂しい数字になりそうです。
日本国内でジェトロが運営しているマッチングサイトの他に、海外のマッチングサイトもあります。私たちは、集客に強いアリババなどの海外のマッチングサイトの方が効果があると考えています。
製品を掲載しても閲覧者が少ないと問い合わせ件数の増加は望めません。逆に閲覧者が多いほど、反応が多くなる確率も上がるからです。
しかし、ジェトロのTTPPのサービスは無料なので、時間がある方は試しにやってみた方が良いと思います。それだけでも、1つ経験値が増えるというメリットは大きいからです。
ただ、業態にもよりますが、ジェトロ経由で問合せが増えると期待するのは止めておいた方が良さそうです。
無料サイトなので新商品・製品の告知案件が多く、新着案件の紹介もすぐに埋もれてしまうためです。
でもそこはやはり無料のサービス。
海外販売や製品紹介を費用を掛けずにやれる1つの手段と考えれば、非常に有益なサービスだといえるでしょう。
ジェトロ(JETRO) TTPP 引き合い案件データベース
http://www.jetro.go.jp/ttppoas/indexj.html
ジェトロ(JETRO) 支援サービス一覧
http://www.jetro.go.jp/services/list.html
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