おもちゃなどは、お客様の電池の入れ忘れで動かないことがあります。電池を付属している商品については、必ず電池の問題か商品の問題かを切り分けて、説明する必要があります。
アメリカですごく流行った「ファービー」という電子玩具があります。触ったり音に反応したりすると、声が出たり、泣いたり、わめいたりする人形です。
日本製のおもちゃに電池を入れるときには、リモコンのように簡単にふたをずらしたり、ボタンを押してスライドさせて電池カバーを外したりするのが一般的です。ところが「ファービー」は、ねじ止めされている電池カバーの2本のボルトをドライバーで開けて、電池を入れなければならないのです。
電池は本体とは別で付属で入っていますが、お客様が電池カバーをドライバーで開けることがわからないと、トラブルになることがあります。
以前、このようなケースがありました。「箱を開けたけれど、まったく動かないので返品したい」とお客様から連絡があり、「電池は入れていただきましたか?」と何度も確認しても「入れました」という返事でした。その後、「初期不良だから返品する」と返品されてきました。
検品すると、商品に電池が入っていませんでした。電池だけ取られてしまったのです。
お客様とやりとりしているときに、商品の問題か電池の問題かを確認するため、「商品に付属の電池が使えないものかもしれないので、他の電池で試してください」とお願いしました。
お客様からは「電池ではなく商品です。2回ぐらい電池を取り替えています」と言われて、戻ってきました。検品しても電池カバーを開けたかどうかはまではわかりませんが、電池がなくなっていたというわけです。
0 Responses to 海外商品での電池の入れ忘れ;商品が動かないときは電池の入れ忘れもある